博士課程の有意義さと、苦しさ

大学院には、2年間の修士課程とその後に3年間の博士課程がある。私は博士課程まで進み、計5年間大学院で研究をして過ごした。研究対象は材料の電子物性、特に超伝導や磁性体の研究を行った。この5年間で、実に様々な喜怒哀楽を味わった。

喜怒哀楽と言っても、喜と楽は研究ではなく、プライベートによってもたらされた。研究によってもたらされたのは主に怒や哀であり、研究室での生活は基本的に苦しかった。

 

海外旅行はスウェーデン第二の都市、ヨーテボリに行こう。

素敵な海外旅行を楽しみたいなら、どこにする?

私がこれまで訪れた海外の国で、最も印象深かった場所が3つある。

1.スウェーデン

2.オーストリア

3.カンボジア

この記事では、スウェーデン、特に滞在の中心都市であったヨーテボリ市の素晴らしさを皆さんと共有したい。旅行先に迷ったら、ヨーテボリを中心に観光すべきです。

 

★観光拠点としてのヨーテボリ

1度の海外旅行で、私はいつも複数の都市や国をめぐりたいと思っています。海外旅行は頻繁にできるものでもないので、できるだけ密度の濃い旅行にしたい。そう考えると、北欧旅行の拠点としてヨーテボリは良い。スウェーデンの首都ストックホルムまで電車で3時間、隣国コペンハーゲンにも電車で4時間程度、さらにノルウェーの首都オスロにも4時間程度で行けちゃいます。海外の旅行、現地の鉄道で移動するのが大好きな人にとって、ヨーテボリを拠点に有名都市をめぐるのは良い思い出になるでしょう。

 

★どうやって行くのか?

成田空港から、コペンハーゲン経由でヨーテボリ・ランドヴェッテル空港に向かうのが良いでしょう。移動時間は最短11時間程で、往復20万くらい(2017年8月)と考えておくのが良いでしょう。空港から市街地まではバスで移動します。かなりの頻度で出ているので、待ち時間にストレスを感じることはまったくありません。空港にバスの券売機がありますよ。

 

ヨーテボリの良さ

良い都市の条件を満たしています。適度な人口密度、美しい自然(緑の多さ、町を流れる河川)、料理のうまさ、見どころとなる観光地の多さ、美術館や博物館の存在。私は1週間ほど滞在しましたが、永住したくなりましたね。

特におすすめなのが、ヨーロッパ随一の広さを誇る、植物園。自然愛好家にとって、天国のような場所。行った時期も良かった(8月)。

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市街地を流れる、美しく、落ち着いた河川。人々が芝生で寝転がっている。

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朝食に利用した喫茶店、コンデコ。利用客が少なく、至福の時間を過ごした。

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料理もうまい。店員もフレンドリーで優しい。

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小柄だが、必要なものが詰まっているヨーテボリ。個人的には、コペンハーゲンストックホルム観光よりも、心が落ち着いた。

 

地方の高校から難関大に合格できるか?

大学受験生向けの記事、特に地方から難関大を目指す学生向けだ。

私は東北地方のとある中堅公立高校出身で、幸運にも現役で京都大学に合格した。これはなかなか珍しいケースだ、なぜなら普通は東北大学を学年目標として掲げたり、もっと優秀な学校だと東大を目指すからだ。当然京大受験向けのコースなんてなかったので、すべて自分で対策を取った。だからこそ、孤独な戦いを強いられがちな地方の受験生向けに、私なりの対策方法を伝授するのは有意義だと考えた。

 

結論から言うと、志望校の過去問題を解きまくるのが合格への最短ルートである。大学の試験問題には必ず癖というものがあり、それを理解できれば一気に合格可能性は上がる。私が試験当日、問題用紙を読んで感じたのは「この問題解いたことある!」という予備校のマンガにおなじみのアレであった。もちろん同じ問題がそのまま出ることはないのだが、全体としての問題の難易度や傾向はあるので、過去30年分の問題を解き切った私には、本番の試験でもなんとなく既視感があったのだ。難関大の過去問集としては、当然「京大の○○25か年」シリーズを利用した。

 

これを、英語、物理、化学、国語、数学、全科目やること。もちろん基礎は固める必要があるが、高校二年生など早い段階から過去問を解き始め、入試問題のレベル感を把握しておくこと。私にとっては、これが最も有効な勉強方法だった。

中学、高校生活の辛さをどう乗り越えるか?

中学、高校生活の辛さをどう乗り越えるか?

10代の若者にとって、学校生活は青春の舞台である一方で、時には苦しみや悲しみの中心にもなり得る。その環境から離れたいと思っても、就職や大学進学を考えるとそ選択肢を取るにはためらいがある。転校するにも骨が折れるし、親から独立しようにも財力がない。その点大人になるとお金も稼げて自分の意志で人生を動かせる。やはり、10代にとっての学校生活は、私たち大人が考える以上に息苦しいものがあるだろう。

 

ここでは10代の皆さんに私から、2つの選択肢を提示したい。

1.学校に行くのを、思い切ってやめてしまう。思うに、中学高校は多感な時期の子供にとって、時には地獄になる。例えば私の場合、おでこに大量のニキビができて、よく友達にからかわれていた。前髪で隠したいと思っても、部活動(バスケ部)では坊主頭が強制だったので、おでこをフルオープンにせざるを得なかった。今考えても地獄であり、学校というのはなんと理不尽な環境であったかと思う。幸いイジメには合わなかったが、これでクラスメートからのイジメや中傷があったら間違いなく私のメンタルは潰れていた。学校の嫌さは人それぞれ、色々あるだろうが、あまりに苦しすぎると思うなら、学校になんぞ行く必要はないのだよ。だって、あまりにも理不尽で辛いじゃないか。中学校に行かなくても卒業はできるし、高校にも、高卒認定試験というのに合格すれば、学校に通わずとも高卒の資格を取れる。実際その資格を取って大学に入った私の友人もいる。だから、自分からあえて地獄に飛び込む必要はないのだよ。


2.周りの環境を忘れられるくらい、何かに没頭する。例えばスポーツや勉強。これは私の経験なのだが、心が最も平和になり、かつ充実感を覚えるのは、何かに熱中しているとき、もしくはその直後だ。なにかに集中すると、自分自身を不幸にする思考から一時的なりとも逃れることができるし、自分が思いを寄せる対象に思考のすべてを捧げられるというのは楽しい時間だ。こう言うと、こんな反論があるだろう。没頭できるようなものを持ってないよ、何をしても楽しくないよ、と。確かにそうだ。私は読書や芸術鑑賞やスポーツが好きだが、それでも嫌になることはある。心の底から好きかと言われると、実際そうじゃないかもしれない。そんなときは、朝一番、心がもっともすっからかんな時間帯に、勉強なりスポーツなりをしてみよう。お昼や夜になると、余計な考えが頭を支配していたり体が疲れているので、何かに集中するのは難しい。だけれど朝ならそれができる。騙されたと思ってやってみよう。起きて朝ご飯を食べてすぐ、何か事に当たってみよう。きっと簡単に集中できて、数時間は元の世界に戻ってこれないはずだ。そうすれば、一時的とはいえ苦労から抜け出せる。

しかしこれは対処療法だ。ずっと、なんとなく苦しいと思うなら、その環境から抜け出すしかない。しかし、3年間というのは意外と短いものなんだよ。「明けない夜はない」、という言葉を覚えておいて欲しい。そのしんどさ、卒業するまでだ。

 

 

シェア・アワ・エクスペリエンス

こんにちは、じゅんタヌでございます。

小さいころは文学少年、大人になっても読書欲は衰えず、気の向いたものを日々むさぼり読む毎日を過ごしておりました。読書に飽くと旅行に行ったり、はたまた仕事に熱中したり、落ち着きというものは習得せずに今日に至りました。そんな私でも、人並みには色々な人生の浮き沈みを経験し、少しずつですが人の気持ちにも良く共感できるようになりました。そして読書をしたり、有名人の成功譚や失敗譚を見聞きするうちに気が付きました。人間の喜怒哀楽は、人それぞれの特別なストーリーによって彩られつつも、根っこのところでは共通した性格を有していると。だからこそ人は、お互いに共感することができ、またお互いのころをもっと知りたいの思うのだと。

そこで私は、読書をひとまず置いといて、文章を書くことにしたのです。私の経験が、皆さんのこれまでの経験と共鳴し、「あぁ、やっぱりそうだよね!」と思いあえるように。皆さんのこれからの経験に役立つように。そのためのブログにしたい。