地方の高校から難関大に合格できるか?

大学受験生向けの記事、特に地方から難関大を目指す学生向けだ。

私は東北地方のとある中堅公立高校出身で、幸運にも現役で京都大学に合格した。これはなかなか珍しいケースだ、なぜなら普通は東北大学を学年目標として掲げたり、もっと優秀な学校だと東大を目指すからだ。当然京大受験向けのコースなんてなかったので、すべて自分で対策を取った。だからこそ、孤独な戦いを強いられがちな地方の受験生向けに、私なりの対策方法を伝授するのは有意義だと考えた。

 

結論から言うと、志望校の過去問題を解きまくるのが合格への最短ルートである。大学の試験問題には必ず癖というものがあり、それを理解できれば一気に合格可能性は上がる。私が試験当日、問題用紙を読んで感じたのは「この問題解いたことある!」という予備校のマンガにおなじみのアレであった。もちろん同じ問題がそのまま出ることはないのだが、全体としての問題の難易度や傾向はあるので、過去30年分の問題を解き切った私には、本番の試験でもなんとなく既視感があったのだ。難関大の過去問集としては、当然「京大の○○25か年」シリーズを利用した。

 

これを、英語、物理、化学、国語、数学、全科目やること。もちろん基礎は固める必要があるが、高校二年生など早い段階から過去問を解き始め、入試問題のレベル感を把握しておくこと。私にとっては、これが最も有効な勉強方法だった。