中学、高校生活の辛さをどう乗り越えるか?

中学、高校生活の辛さをどう乗り越えるか?

10代の若者にとって、学校生活は青春の舞台である一方で、時には苦しみや悲しみの中心にもなり得る。その環境から離れたいと思っても、就職や大学進学を考えるとそ選択肢を取るにはためらいがある。転校するにも骨が折れるし、親から独立しようにも財力がない。その点大人になるとお金も稼げて自分の意志で人生を動かせる。やはり、10代にとっての学校生活は、私たち大人が考える以上に息苦しいものがあるだろう。

 

ここでは10代の皆さんに私から、2つの選択肢を提示したい。

1.学校に行くのを、思い切ってやめてしまう。思うに、中学高校は多感な時期の子供にとって、時には地獄になる。例えば私の場合、おでこに大量のニキビができて、よく友達にからかわれていた。前髪で隠したいと思っても、部活動(バスケ部)では坊主頭が強制だったので、おでこをフルオープンにせざるを得なかった。今考えても地獄であり、学校というのはなんと理不尽な環境であったかと思う。幸いイジメには合わなかったが、これでクラスメートからのイジメや中傷があったら間違いなく私のメンタルは潰れていた。学校の嫌さは人それぞれ、色々あるだろうが、あまりに苦しすぎると思うなら、学校になんぞ行く必要はないのだよ。だって、あまりにも理不尽で辛いじゃないか。中学校に行かなくても卒業はできるし、高校にも、高卒認定試験というのに合格すれば、学校に通わずとも高卒の資格を取れる。実際その資格を取って大学に入った私の友人もいる。だから、自分からあえて地獄に飛び込む必要はないのだよ。


2.周りの環境を忘れられるくらい、何かに没頭する。例えばスポーツや勉強。これは私の経験なのだが、心が最も平和になり、かつ充実感を覚えるのは、何かに熱中しているとき、もしくはその直後だ。なにかに集中すると、自分自身を不幸にする思考から一時的なりとも逃れることができるし、自分が思いを寄せる対象に思考のすべてを捧げられるというのは楽しい時間だ。こう言うと、こんな反論があるだろう。没頭できるようなものを持ってないよ、何をしても楽しくないよ、と。確かにそうだ。私は読書や芸術鑑賞やスポーツが好きだが、それでも嫌になることはある。心の底から好きかと言われると、実際そうじゃないかもしれない。そんなときは、朝一番、心がもっともすっからかんな時間帯に、勉強なりスポーツなりをしてみよう。お昼や夜になると、余計な考えが頭を支配していたり体が疲れているので、何かに集中するのは難しい。だけれど朝ならそれができる。騙されたと思ってやってみよう。起きて朝ご飯を食べてすぐ、何か事に当たってみよう。きっと簡単に集中できて、数時間は元の世界に戻ってこれないはずだ。そうすれば、一時的とはいえ苦労から抜け出せる。

しかしこれは対処療法だ。ずっと、なんとなく苦しいと思うなら、その環境から抜け出すしかない。しかし、3年間というのは意外と短いものなんだよ。「明けない夜はない」、という言葉を覚えておいて欲しい。そのしんどさ、卒業するまでだ。